時計台のある街で…

大きな時計台が何時ものように時を刻んで行く…
そんな風景の中に彼の姿があった。
「変わったのか変っていないのか…」
ふと彼は呟いた。

彼の身を包むのは、いつもの白いタキシードではなく、黒のロングコート。
それはかつての彼の正装…。
緊張した面持ち。
そこには、龍崎・拓斗としてのいつもの笑顔は無かった。
そんな彼を心配するかのように一羽の白い鳩が彼を見つめる。
それに気付いてか、彼は一瞬微笑むもののすぐに元の強張った顔付きに戻る。
とうとう着いたのだ…
もう訪れることは無いと思っていたこの地に…

しかし、目的地まではまだ距離がある。
彼が目指しているのは最後の戦場。
その前にもう一つ寄らなければいけない場所がある…
彼は時計台を背に再び駆け抜ける。

急がなければ…
時が刻々と近づいている…

太陽と星の出会う時。

「お前、自分が何をしているのか分かっているのか？」
怒ったように彼は俺に言い放つ。
それでも俺は構わず目の前にうずくまる少女に手を伸ばす。
その様子を見て周りの奴らがざわついた。
「そいつは俺たちの敵だ！そいつが何をしたのかお前も良く分かっているはずだろ？」
必死に叫ぶ彼の声が聞こえるが、もうどうでも良い。
俺は黙って少女を抱きかかえた。
「この裏切り者！」
それを合図に奴等は俺に斬りかかる。
俺は微笑み、少女を抱えたままその場から攻撃をかわして立ち去った。

戦場。
それはかつての仲間が敵となり、敵であったはずの者が仲間となる場所…

～・～・～
 

 

何で私の名前がこのブログで上がっているのですか…



まぁ、気にするなってｗ



充分気になります…私は…



拓斗お兄ちゃん、このお姉さんは…？



ルシフェルは…



……。（「言ったらどうなるか分かってますよね…？」と目で訴えている）



みぃ？ルシフェルちゃん、宜しくなのです♪



……。



何はともあれ開設完了だなｗ