ここは、トミーウォーカーのプレイバイウェブ(PBW)【シルバーレイン】のPCのキャラクターブログです。
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11月23日。
彼は白い花束を手に荒野に立っていた。
そこにあるのは一本の枯れ木だけ。
それは、彼にとって最後の戦場。
運命の歯車が確かに動いた場所…
歯車ならもっと前から動いていたのかもしれない。
しかし、彼はそれに気付いていなかった。
空気位にしか感じていなかった存在。
寧ろ鬱陶しいとしか思っていなかった存在。
しかし…
当たり前だと思っていた空気が無くなって、初めてその重要性に気付いた。
運命とは残酷なものだ。
失ってからでは遅すぎる…
『お前、自分が何をしているのか分かっているのか?』
『そいつは俺たちの敵だ!そいつが何をしたのかお前も良く分かっているはずだろ?』
『この裏切り者!』
飛びかかる罵声。
あの時、何をしたのか…
自分ですら分からなかった。
しかし、後悔等はしていない。
それでも…判断を下すには遅すぎた。
別に組織を裏切りたかった訳では無い。
少女を護りたかった訳でも無い。
唯、あいつが…
気付いたら走ってた。
我を失って少女を抱えて走っていた…
走馬灯のようにあの頃の思いが駆け巡る。
「龍崎…」
そう言って彼はそっと枯れ木の根元に花束を添える。
そして想いを馳せる…
その時だった。
急に後方から声がした。
「その服装は…もしや右翼のミカエルでは…?」
その言葉を聞き、彼の表情はみるみる内に変っていく。
「…ほう…その名を知っているとは…」
そう答えながらゆらりと彼は振り返った。
彼は白い花束を手に荒野に立っていた。
そこにあるのは一本の枯れ木だけ。
それは、彼にとって最後の戦場。
運命の歯車が確かに動いた場所…
歯車ならもっと前から動いていたのかもしれない。
しかし、彼はそれに気付いていなかった。
空気位にしか感じていなかった存在。
寧ろ鬱陶しいとしか思っていなかった存在。
しかし…
当たり前だと思っていた空気が無くなって、初めてその重要性に気付いた。
運命とは残酷なものだ。
失ってからでは遅すぎる…
『お前、自分が何をしているのか分かっているのか?』
『そいつは俺たちの敵だ!そいつが何をしたのかお前も良く分かっているはずだろ?』
『この裏切り者!』
飛びかかる罵声。
あの時、何をしたのか…
自分ですら分からなかった。
しかし、後悔等はしていない。
それでも…判断を下すには遅すぎた。
別に組織を裏切りたかった訳では無い。
少女を護りたかった訳でも無い。
唯、あいつが…
気付いたら走ってた。
我を失って少女を抱えて走っていた…
走馬灯のようにあの頃の思いが駆け巡る。
「龍崎…」
そう言って彼はそっと枯れ木の根元に花束を添える。
そして想いを馳せる…
その時だった。
急に後方から声がした。
「その服装は…もしや右翼のミカエルでは…?」
その言葉を聞き、彼の表情はみるみる内に変っていく。
「…ほう…その名を知っているとは…」
そう答えながらゆらりと彼は振り返った。
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